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八意永琳 八意永琳 コスト:(2)(U)(U)(U) タイプ:クリーチャー - 人間・空民 P/T:*/* キャラクター(八意永琳) あなたのアップキープの開始時に、カードを1枚引く。 八意永琳のパワーとタフネスはそれぞれ、あなたの手札のカードの枚数に等しい。あなたがキャラクター(蓬莱山輝夜)を持つクリーチャーをコントロールしている場合、代わりに、八意永琳のパワーとタフネスは、あなたのコントロールするキャラクター(蓬莱山輝夜)を持つクリーチャーのパワーとタフネスか、あなたの手札のカードの枚数のいずれか低いほうに等しい。 コメント 関連 第三弾『随喜信仰』
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加入条件 解説 能力ステータス 式神スキル 式神パッシブスキル コメント 加入条件 全編共通・・・混沌の魔城の上層エリアの最深部にて戦闘、勝利すれば仲間になる 解説 ラストフロアでようやく仲間になる回復式神、ただしパッシブが1つしかない(現状では100万ボルト対策にしかならない)上に 終盤だと言うのに効果が低い回復魔法しか習得しないので技に関しては非常に中途半端である。 ただしステータス補正が高めなので、回復も一応使える高ステータス式神として扱うと良いだろう。 回復目的で投入するのであればユニコーンやリリーなどの優秀な回復式神を持たせたほうが良い 能力 ステータス Lv HP MP 力 体力 器用さ 素早さ 賢さ 運 1 4 2 5 3 3 4 1 1 5 5 3 6 4 2 4 5 2 10 6 4 7 5 2 4 6 2 15 8 5 9 5 6 7 3 2 20 9 5 10 6 3 6 8 3 30 11 7 12 8 4 8 10 4 40 14 8 15 10 5 10 12 5 50 20 13 23 15 8 14 18 7 60 29 18 33 22 11 21 26 10 70 38 23 42 28 15 27 34 13 80 41 25 46 31 16 29 36 14 90 45 28 50 34 18 32 40 16 99 49 30 54 37 19 34 43 17 式神スキル 名称 系統 消費MP 範囲 遅延 属性 説明 習得条件 回復の水 魔法 2 味方単体 0 - 単体のHPを回復する。回復:50 最初から 月光 魔法 16 縦一列 1 - 一列のHPを回復する。回復:40 Lv5 スパイダーネット 物理 4 拡散 1 武器 蜘蛛の糸で敵の動きを封じる。DEXとAGIを同時に低下させる Lv18 アポロ13 - 34 敵全体 3 - 現在のHPの50%のダメージを与える。 Lv23 リパルションヒール 魔法 24 味方全体 1 - 全体のHPを回復する。回復:30 Lv26 式神パッシブスキル 番号 説明 習得条件 1 割合ダメージを受けにくくなる 最初から 割合ダメージをより受けにくくなる Lv50 割合ダメージを非常に受けにくくなる Lv73 2 3 4 コメント …100万ボルトでも瀕死になるから完全に死にスキルだと思うぞ -- 名無しさん (2012-01-17 16 42 31) 無効化じゃなくて受けにくくなるだからね -- 名無しさん (2012-01-17 16 50 05) 割合を減らすんじゃなく、発動率を減らす方向だったか それでも50回ほどじゃ影響感じないくらい低いな… -- 名無しさん (2012-01-17 17 20 32) 敵の時はばんばん使ってたスターライトアローをなぜ覚えてくれないのか・・・ -- 名無しさん (2012-01-20 01 56 37) 原作イメージから間違いなく強キャラだと思ったのにまさかの…。お師匠様、手抜きすぎですw -- 名無しさん (2012-01-21 23 07 15) ステータス高いのに何故か使い勝手いまいちなのはいつものこと -- 名無しさん (2012-01-21 23 22 19) たすけて、えーりんを! -- 名無しさん (2012-01-22 16 05 21) スキルがしょぼすぎる -- 名無しさん (2012-05-06 10 47 37) LVが99まで上がるというEXならもしや・・・? -- 名無しさん (2012-05-06 15 22 46) スキルはもう全部埋まってるから追加されないだろうな。パッシブが相当優秀じゃないと…… -- 名無しさん (2012-05-07 01 26 54) 劣化エレキテルワロス -- 名無しさん (2012-05-15 08 34 38) 73でパッシブ来た!・・・と思ったらゴミパッシブの強化だったという。 -- 名無しさん (2012-05-29 20 10 24) 進んでないからわからんけど、祭の強雑魚やボスに必須のパッシブかも知れんぞ -- 名無しさん (2012-05-29 20 42 04) 結局99になってもパッシブなしかよ!!マジでがっかりだわ。残念月人。 -- 名無しさん (2012-06-09 00 33 29) たいてい食らう割合ダメージっていったらボルトくらいしか思いつかないけど、ボルトは瞬間◎で充分防げるからパッシブはゴミ同然だなぁww -- 名無しさん (2012-06-09 00 59 36) リパルションヒールの遅延が1になってるみたいだからフルフルとあわせて毎ターン全員回復くらいかな -- 名無しさん (2012-06-09 01 37 49) はちくま作品のえーりんの残念っぷりはもはや伝統だからなw -- 名無しさん (2012-06-09 13 36 30) レベル50で「割合ダメージをより受けにくくなる」ってパッシブを覚えたけど、これって祭で追加されたのかな? -- 名無しさん (2012-06-10 14 35 12) あと月光も遅延1になってました -- 名無しさん (2012-06-10 14 37 11) exラスボスの技に割合なかったっけ -- 名無しさん (2012-06-13 23 15 00) 名前 コメント
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永琳 加入条件:ステージ開始時に加入 初期装備:ぎんの弓 初期能力 Lv クラス HP 力 魔力 技 速さ 幸運 守備 魔防 移動 武器レベル 7 アーチャー 24 11 0 8 9 8 9 1 5 弓B 成長率(%)【試行回数100回】 HP 力 魔力 技 速さ 幸運 守備 魔防 50 41 0 52 62 39 18 5 ステータス上限 クラス HP 力 魔力 技 速さ 幸運 守備 魔防 スナイパー 60 24 ? 29 30 30 23 ? 特徴 初期値が優秀なうえ、バランスの良い成長が見込め、戦力の中核として運用可能。 専用武器もあるため、加入時期や成長率と合わせて考えるとアーチャーの中では比較的使いやすい部類に入る。 ver1.127から永琳の弓を使うと専用BGMが流れるようになった。 支援会話 メディスン (レベル3MAX時) 輝夜 (レベル3MAX時) 鈴仙 (レベル3MAX時) てゐ (レベル2MAX時)
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輝夜 輝夜イベント シナリオ攻略幻想郷戦記・今昔幻想郷 Extra アンノウンX イベント 迷いの竹林1~4を占領 +200Ley(幻想郷戦記) 10ターン目以降、永遠亭を占領している、幻想郷の開花がメディスンを加えていない。 メディスンが仲間に加わる(今昔幻想郷) メディスンが死亡、幻想郷の開花が滅亡、永遠亭を占領している メディスンが仲間に加わる(今昔幻想郷) 20ターン目以降、慧音が死亡、人里もしくは炎の自警団の滅亡 妹紅、慧音、妖怪ハンター、自警団、火縄撃ち、祈祷師が仲間に加わる(今昔幻想郷) 輝夜が死亡する(50ターン後以降) 輝夜が復活して能力が変化する(幻想郷戦記) シナリオ攻略 幻想郷戦記・今昔幻想郷 初期人材が優秀でそれぞれ範囲回復を持つ事に加え、全体でも1,2を争うレベルで立地に恵まれた勢力、最強の一角だろう。 さらにイベントでメディスンが加入すれば鈴仙とのコンビで中立程度の一般ならほぼ殲滅か瀕死に出来る。序盤は竹林占領でのイベントをこなしつつ周辺の中立で育成、接してしまった勢力とのみ戦い、メディスンが加わったら一気に攻めていくようにするとラクだろうか。(今昔~だとたまに幽香が取ってしまうが)輝夜も含めればさらに強力になるが、2人との足の速さの差があるためにタイミングを測り難いのが難点。 永琳の胡蝶夢丸ナイトメアは眠りに耐性のない人材暗殺に最適の特技。眠ってくれたら回復される前に他のメンバーでトドメを刺してしまえ。序盤に戦うだろう八雲も余裕。 攻撃力の低さもあって、HPの高い相手や回復能力の高い相手、状態異常に強い相手だとどうしても人材のみでは火力不足。イベント加入の妹紅たちも操作不能なので、一般の育成もしっかりとすること。兎系は消費なしで矢で攻撃でき、無双兎ならばヒールレインも使える、黒兎は回復を持たないが耐性では優れているので、どちらでもいいので何体かは援護要員や一斉攻撃用に育てておきたい。ただし耐久力は低めな事に気をつけたい。 最上級一歩前の戦闘兎、毒兎を雇えるし、立地がいい永遠亭の収入はなかなか高く維持も比較的容易。初期配備の下級一般は内政要員にして資金確保や人材捜索に役立て、雇った一般を育てるのも一つの手。 上記の通り、かなり恵まれた初期状態によって序盤における侵攻ルートの制限や必須と言える様な戦略もない。最悪レベルで相性の悪い敵もいないので、基本に忠実に複数と同時に戦うような事態を避けつつ、戦力を鍛えながら進めていけば大丈夫な陣営。 Extra アンノウンX 依姫、豊姫、レイセン、そして玉兎。エクストラ専用キャラが異様に強い。 依姫は技量がやや物足りないがその攻撃力と光Sは強力。特技は微妙。 豊姫はマジックリカバー2を自身に掛けて特技とトルネード使うとよろし。 レイセンは特に際立った物を持ってないがそれは周りのキャラが強いからであって、けっして無能ではない。 戦闘では微妙なレイセンだが、月兎を雇用できるので、月兎雇用に励むのが良い。依姫らで雇用するのはターンがもったいない。 玉兎の量産がクリアに向けての使命。弾丸×3、火光闇Bは極悪。 依姫の攻撃一発で幽々子、魅魔、非格闘キャラは落ちる。一撃でおちなくても依姫の攻撃の後で鈴仙や永琳で追撃すればまず倒せる。 勇儀は永琳の胡蝶夢丸で行動を封じよう。特に覚醒勇儀は1ターンも行動を許してはいけない。 大歳星君は無視。そんなものと戦うなら領土全部すてて映姫と戦ったほうがマシ。 そんな大歳星君だが、玉兎を大量に育てておけば弾丸の集中砲火で運が良ければ無傷で倒せる。 とっとと輝夜を死なせて覚醒するのも手。覚醒輝夜は無類の硬さを誇るが覚醒前と同じくやや格闘は苦手。
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No 名前 備考 1 ルーミア 2 チルノ 3 十六夜咲夜 4 フランドール・スカーレット 5 レティ・ホワイトロック 6 橙 7 アリス・マーガトロイド 8 リリカ・プリズムリバー 9 メルラン・プリズムリバー 10 ルナサ・プリズムリバー 11 八雲藍 12 リグル・ナイトバグ 13 ミスティア・ローレライ 14 上白沢慧音 15 因幡てゐ 16 鈴仙・優曇華院・イナバ 17 八意永琳 18 蓬莱山輝夜 19 射命丸文 20 メディスン・メランコリー 21 小野塚小町 22 秋穣子 23 鍵山雛 24 犬走椛 25 八坂神奈子 26 洩矢諏訪子 27 黒谷ヤマメ 28 水橋パルスィ 29 星熊勇儀 30 古明地さとり 31 火焔猫燐 32 古明地こいし 33 ナズーリン 34 雲居一輪 35 村紗水蜜 36 寅丸星 37 封獣ぬえ 38 姫海棠はたて 39 永江衣玖 40 比那名居天子 41 ルナチャイルド 42 スターサファイア 43 稗田阿求 44 茨木 華扇 45 綿月豊姫 46 綿月依姫 47 森近 霖之助 48 玄爺 49 魔梨沙 50 大妖精 51 小悪魔 52 リリーホワイト 53 キスメ 54 秋静葉 55 メイド妖精 56 ひまわり妖精 57 毛玉 58 バケバケ 59 ブラブラ 60 ブルブル 61 笑うタイヤ 62 ゴルゴーンボール 63 サイバースクイード 64 メンタルフレイヤー 65 キャビア 66 ドラゴンメイド 67 コカトリス 68 デスライダー 69 マニュスクリプト 70 くちなわの女王 71 プ 72 雪女 73 ザックーム 74 レッサーデーモン 75 バジリスク 76 ニンジャ 77 ゼラチナスマター 78 エンジェル 79 ドリュアデス 80 オトヒメ 81 ロコモドラゴン 82 バックベアード 83 プラチナクルセイダー 84 ドラゴンフライ 85 ウィツィロポチトリ 86 シルフ 87 ユニコーン 88 オシラサマ 89 ペリ 90 サイクロプス 91 クイーンフレイヤー 92 茨木童子 93 ラーバドゲイザー 94 ドゲイザー 95 バックファイヤ 96 邪悪な花びら 97 エースパワー 98 ホワイトシャーク 99 新造人間サイコポリマー 100 フェリドゥーン 101 ヤークトリッター 102 ヘクセンナハト 103 ドレッドノート 104 機械竜 105 レッサー・ドラゴン 106 デカラビア 107 グレートデーモン 108 ゲードライ 109 メタルゆっくり 110 ゆっくりシスターズ 111 はぐれゆっくり 112 ゆっくりキング 113 マリサヘドロン 114 ロイヤルデューク 115 ターミネーター 116 ドラゴン 117 デミウルゴス 118 ウンディーネ 119 レッサーヴァンパイア 120 鉱山の村 121 モー・ショボー 122 クロエ・グリパー 123 霞 朱麗 124 四十雀 音羽 125 磯野さん 126 ムーンレジデント 127 イフリート 128 フルフル 129 クアール 130 トリプルエンジェル 131 リトルミンストレル 132 アンシリーコート 133 タイタンアルム 134 ガルーダ 135 セラフィム 136 霧雨魔理沙 137 パチュリー・ノーレッジ 138 レミリア・スカーレット 139 魂魄妖夢 140 西行寺幽々子 141 藤原妹紅 142 河城にとり 143 東風谷早苗 144 霊鳥路空 145 サニーミルク 146 伊吹萃香 147 風見幽香 148 四季映姫・ヤマザナドゥ 149 多々良小傘 150 魅魔 151 マイ&ユキ 152 アンラ=メーノーグ 153 シーサーキング 154 ハイウィザード 155 ティアマトクイーン 156 ハイマスター 157 レオパルト・ツヴァイ 158 蚩尤 159 スサノオ 160 ツクヨミ 161 イカ坊主ちゃん 162 サファイヤドラゴン 163 魔王コスモス 164 ヤクシー 165 ヴァンパイアロード 166 リッチロード 167 ハイプリーステス 168 ルビーフェニックス 169 アイボリータイガー 170 クロウクルアッハ 171 オブシディアントータス 172 シャイナ 173 文車 174 富士鷹吉野 175 ウズボギッヒ 176 エルゴンウイング 177 グリム・リーパー コメント 名前 コメント
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輝夜6 新ろだ15,18,21,45、108 ある満月の夜 輝夜「…………」 永琳「どうかしましたか?」 輝夜「昔のことを思い出していたの」 永琳「昔……というと月にいたころですか?」 輝夜「1300年くらい前よ」 永琳「外の世界にいたころですね。今でいう飛鳥・奈良時代あたりですか」 しばらく沈黙が続く 輝夜「知ってる?」 永琳「?」 輝夜「私ね、後悔していることがあるの」 永琳「……心当たりが多すぎて特定できませんが」 輝夜「ある人間に私が幻想郷入りすることを伝えたかった……でもできなかった……」 永琳「姫に想い人ですか。是非その話、聞きたいですね♪」 輝夜「そ、そんなんじゃないわよっ!!」 永琳「違いましたかー♪でも私が地上に来る前の話には興味あります」 輝夜「うぅ……わかったわよ……」 -1300年前- 竹取の翁の小屋…… そこはかぐや姫の噂を聞きつけて足を運ぶ男は後を絶たない。 今宵満月の夜も例外ではなかった。 男「いときよらなり……」 輝夜「……次」 こんなやりとりが何十回も続いていた。 この男はかぐや姫こと輝夜に求婚している。 しかしどんな言葉を投げかけようが宝物を貢ごうが拒み続けている。 輝夜(何でこんなおじさんの相手をしないとならないのよ。 もう今夜は打ち切ろうかな……) 次に入ってきた男は今までと違って10代半ばの少年であった。 おまけに同じくらいの年齢の少女を連れている。 少年「かぐや姫……?」 輝夜「いかにも」 少年「……こんなものか」 この言葉によって小屋どころか後ろの列まで沈黙が支配した。 そして当の本人である輝夜は目が点になっている。 少女「ば、バカ!何てこと言うんだ!!」 少年「あ……か、帰るか」 輝夜「今日の面会はこれで終わりにするわ……」 後ろに並んでいる貴族は色々な思いを抱いていた。 ある者はこれでライバルが一人減った、ある者はあのガキのせいで会えなかったなどなど…… 輝夜「おじいさん、四半刻ほど時間をもらうわ」 と言って返事を聞かずに小屋から出て行く。 -小屋からやや離れた場所- 少女「アホか!ヘタすると晒し首だぞ!」 少年「けどさ、いくら美しいといっても妹紅と比べたら大差ないし……」 少女「え……」 少女の顔が少し紅くなったのは気のせいではないだろう。 少年「それよりさぁ、かぐや姫はどうだった?」 妹紅「おかげで助かったよ。これも○○が協力してくれたおかげね」 ○○「少しばかり興味があったからお礼を言われるほどのことじゃないって」 妹紅「それでもおかげで顔を見れたのは事実なんだし。だけどかぐや姫って年は私とあまり変わらないように見える」 ○○「母上になっても傍から見れば姉妹だな」 こんな風に駄弁っているところに彼女は現われた。 輝夜「よかった。まだいたのね」 妹紅「おいおい、あれって……」 ○○「かぐや姫っ!?」 輝夜「何よ、妖怪でも見た顔をして」 妹紅「い、い……」 ○○「いかで……」 輝夜「無理してそういう言葉使わなくていいわよ。聞いている私まで疲れるわ」 ○○「……けど姫がこういう言葉を使っていいものなの?」 妹紅「お前だって貴族のご子息様なのに普通に使っているじゃないか」 ○○「妹紅と違って普段はご子息様やって固い言葉を使っているんだよ」 妹紅「私だって普段は貴族の娘をやっているんだ。○〇の前くらい楽させてもらってもいいだろ」 輝夜「私もああいう言葉はあまり好きじゃないわ。あんなのしゃべっていると頭まで固くなりそう」 妹紅「それは言えるかもね」 ○○「頭だけじゃなくウンk…ぐえっ」 妹紅「それ以上言うな、バカ」 輝夜「ふふっ、仲がいいのね」 輝夜はこの二人が羨ましかった。 月から追い出された身ゆえ、地上には友人と呼べるのはいないのだから…… 妹紅「こんなやつの友人やっている自分が信じられないよ」 ○○「それ結構傷つくんだけど」 妹紅「娯楽としては十二分だから一緒にいて楽しいけどね」 ○○「フォローしているつもり?」 妹紅「さあね、その蜘蛛の巣だらけの脳味噌で考えたら?」 輝夜「……二人ともいい友人なのね」 ○○「三人」 輝夜「三人?」 妹紅「……ああ、三人だね」 輝夜「私も……いいの?」 ○○「断る理由はないだろ?」 妹紅「そういうこと」 輝夜「本当に……ぐすっ……ぅ……」 妹紅「うわっ、泣き出したぞ。私じゃないからな」 ○○「と、とにかく落ち着いて、かぐや姫」 輝夜「輝夜…っ…」 妹紅「姫……?」 輝夜「姫……らない……か…や……って呼ん……」 ○○「輝夜、ほら泣かないで。きれいな顔が台無しだよ」 妹紅「……私は綺麗じゃないの」 ○○「見た目は五分と五分だけど性格は……」 妹紅「死ね!○○なんか消えろ!富士山の火口で蒸発しろ!!」 輝夜「ごめん…私のせいで……」 ○○「いつものことだから気にしなくていいって。それよりもう戻ったほうがいいんじゃない?」 輝夜「また…来てね?」 ○○「約束するよな、妹紅」 妹紅「勝手にすれば。私たちも帰るよ」 輝夜「ほんとだ。何だかんだいって仲がいいのね。待っているわ。」 -現代- 永琳「当時は妹紅とも仲が良かったのですね」 輝夜「今思うとあんな奴と仲良くして自分が嫌になるけど」 永琳「続き、聞かせてくれます?」 輝夜「気が向いたらね」 永琳「では気が向くまで待っています♪」 ─────── 永琳「失礼します」 輝夜「永琳?研究はいいの?」 永琳「はい、あとは時間を待つだけですから。ところで続きを聞かせてもらえますか?」 輝夜「……何のことかしら」 永琳「姫の初恋の話です」 輝夜「だーかーらーそうじゃないって!」 永琳「覚えているのですね。聞かせてもらえます?」 輝夜「………………」 -1300年前- 竹取の翁の小屋にて三人で団欒をしている ○○「勝手に上がっていいの?」 輝夜「おじいさんは竹を取りに行っているし今は私が主だからいいの」 妹紅「父上は人様の小屋を自分のもののように振舞う娘に求婚していたのか……」 輝夜「へー、あの中に妹紅のお父様がいたんだ。○○も求婚しに来たの?」 ○○「いや、それがさぁ……」 妹紅「うわぁっ!頼むから言わないでくれ!」 ○○「言っても減るようなものじゃないだろ」 妹紅「恥ずかしくて死んじゃう!!」 ○○「黙っていてもバレるんだから今言っても同じだって」 輝夜「そんなに恥ずかしい話?余計聞きたくなったわ」 ○○「さっき妹紅の父上が輝夜に求婚しに行ったっていうのは聞いたろ」 輝夜「うんうん」 ○○「もし輝夜が妹紅の父上に嫁入りしたら妹紅の母君になる」 輝夜「そうね」 ○○「だから自分の母君になるかもしれない相手を見たいからって誘われたんだ」 輝夜「それだったら○○が一緒に来る必要ないんじゃない?」 ○○「そうそう、そうなんだけど妹紅ったら……」 妹紅「言うな!言うなぁ!」 ○○「女が一人でかぐや姫に会うのはおかしいから……」 妹紅「……もう好きにしてくれ」 ○○「僕がかぐや姫に求婚し、妹紅はその付き添いという形にしてほしいって言われたんだ」 妹紅「………………」 三人の表情を天気に例えるなら ○○は快晴、妹紅は豪雨、輝夜は雪である。 輝夜「別に恥ずかしいことじゃないんじゃない?」 ○○「だよね」 輝夜「どんな人物か気になるのはごく自然だし、男の中に一人で女が混じるのも変な光景だし」 ○○「ところで相手は決まった?」 輝夜「何の相手?」 ○○「この話で"相手"と言ったら一つしかないって。そうだろ、妹紅」 妹紅「……あっ、そうね。誰の申し出を受け入れるの?」 輝夜「決まっていないわ」 ○○と妹紅は開いた口が塞がらなかった。 妹紅「あれだけいれば一人くらいは……」 輝夜「いないの」 ○○「んじゃあどうやって決めるんだ?」 輝夜「どうやって決めようかなー」 呆れてものも言えない二人である。 ○○「だけど輝夜は羨ましいな。各地から名のある貴族からモテモテで」 輝夜「私は○○と妹紅の方が羨ましいわ」 妹紅「嘘!?どうして!?」 輝夜「私は一日に何十何百もの男を相手にしないといけないの。 それに引き換え二人はこうして自由に外に出られる……」 妹紅「私は貴族の娘だって公にされていないからできることよ。 それにこいつは変わり者で有名だから外に出ても当たり前に見られるだけ」 ○○「変わり者なら妹紅に負けるけどな」 妹紅「わけない!」 ○○「ほー、屋敷の塀を乗り越えて僕の屋敷に侵入して藤原氏にこっ酷く叱られたのは誰だったかな?」 妹紅「あれ一回だけだろ!それ以降は普通に門から入っているじゃないか」 ○○「普通に貴族の屋敷の門を素通りできる時点でおかしい」 輝夜「………………」 妹紅「どうかした?」 輝夜「私も町を普通に歩いてみたいなって」 ○○「んじゃ歩くか」 妹紅「はぁ、本気で言っているの?」 輝夜「無理とわかって言ったことだから気にしないでいいのよ」 ○○「輝夜ってバレなければ歩けるんだろ?」 妹紅「そうだけどそれができれば苦労しない」 ○○「変装すればいいじゃないか」 輝夜「変装?」 ○○「別人になりすますこと」 妹紅「どうやってやるんだ?」 ○○「三人で考えれば一つくらい案が浮かぶはず」 輝夜「くすっ……」 妹紅「ふっ……」 輝夜「くっ…ふふふふふっ」 妹紅「ははははははっ!○○らしい」 ○○「やるんだろ?」 妹紅「ああ、そのバカげた案に乗ってやる」 輝夜「ふふっ、できるの?変装」 ○○「三人そろえば文殊の知恵って言葉があるからなんとかなるさ」 -現代- 永琳「くすくすっ、バカですね」 輝夜「バカ!?」 永琳「違いますよ、その○○という貴族です。まさか手段を考えずに結論を出すなんて……」 輝夜「あの思考には笑わずに入られなかったわ。……これが始まりだったのかも」 永琳「何か言いました?」 輝夜「な、何でもない!今日はここまで!」 永琳「では明日以降続きを楽しみにしていますよ」 輝夜「……期待しないでよ」 ────────── 永琳「姫」 輝夜「はいはい、わかっているわよ」 鈴仙「どうしたんですか?」 輝夜「永琳が続きを聞きたいんだって」 鈴仙「続きですか?」 永琳「姫の婚約者の話よ」 輝夜「初恋の人ッ!!」 永琳「初恋の人って認めてくれたのですね。ウドンゲも聞きたいでしょう?」 鈴仙「わ、私は……」 永琳「ウドンゲも興味があるみたいです」 輝夜「もう好きにして……」 鈴仙「恐れ入りますが、私は古語はよくわからないので現代語でお願いします」 -1300年前- 輝夜を町案内する作戦についての会議は毎日のように行われた。 初めに竹取の翁の小屋で変装する案が出たが、これでは翁に迷惑がかかるということで輝夜に反対される。 そうすると藤原家か○○の屋敷に絞られるのだが、妹紅の父親である庫持皇子に見つかったらとんでもないことになる。 結果○○の屋敷で行うことになった。 そして決行の日 ○○と妹紅のおかげで輝夜は○○の屋敷の前までたどり着くことができた。 輝夜「大きい屋敷ね」 ○○「妹紅の屋敷はこれより大きいぞ」 妹紅「んなこと言っているとすぐに夜になるよ。早く中に入らないと」 ○○「じゃあ僕は見張りを引き付けておくから妹紅は輝夜を例の方法で敷地内に入れて」 妹紅「了解。輝夜はこっちね」 ○○は門から屋敷の敷地内へ入っていった。 輝夜「どうやって入るの?」 妹紅「私が○○の屋敷に入って父上に叱られたって話覚えてる?」 輝夜「まさか……」 妹紅「そのまさかだよ。よっと」 妹紅は塀に軽々と登った。 輝夜「……確かにこれじゃあ貴族の娘だと言っても信じないでしょうね」 妹紅「悪かったね、貴族の娘に見えなくて」 輝夜「私にもそれをやれって?」 妹紅「そう決めたでしょ。手伝ってあげるから」 輝夜は妹紅の手助けにより屋敷に入ることに成功した。 妹紅「後は○○の部屋まで行ければ第一段階は終了ね」 輝夜「また妹紅のお父様に叱られるんじゃない?」 妹紅「バレてないから大丈夫。もしバレていてもその時はその時ね」 輝夜「くすっ……その言い方○○に影響された?」 妹紅「かもね」 二人は笑いながら○○の部屋へ行った。 ○○「よかった。二人とも無事だったか」 輝夜「おかげさまで」 ○○「次は輝夜を変身させる方だね。化粧だけでも行けると思うけど一応代えの着物も用意しておいたから」 輝夜「ありがとう。私のために……」 ○○「ありがとうは全てが上手くいって後に聞かせて欲しい」 妹紅「そうそう、まだ半分しか成功してないからね。始めるから○○は外に出て」 ○○「?」 妹紅「着替え中に誰か入ってきたらまずいでしょ。それとも生着替えを覗く趣味でもあるの?」 ○○「あー、はいはい」 ○○は部屋の外に出て行った 妹紅「どれを着る?」 輝夜「結構多いわね。この国になさそうなものまであるわ」 妹紅「○○の家は貿易商と繋がっているから異国の着物が結構あるんだよ」 輝夜「あっ、これなんかよくない?」 妹紅「上は桃色で月の刺繍……下は赤色で竹や楓とか……変なの」 輝夜「着てみないとわからないわよ。私はこれにするわ」 妹紅「変わった趣味ね。まあこれくらいの方がバレなくていいか」 -部屋の外- 臣下「○○様?」 ○○「どうしました?」 臣下「何故○○様が廊下に?」 ○○「藤原の娘が着替えておられます。嫁入り前の女子の裸体を見るわけにはいきません」 臣下「○○様、おなごに足元を見られるようなことは決して……」 ○○「わかっています。しかし今日のところは多めに見ていただけないでしょうか」 臣下「○○様のことでしょうからお情けをかけたのでしょう。失礼しました」 -部屋の中- 輝夜「○○って妹紅に劣らず貴族っぽくない貴族ね」 妹紅「私に劣らずっていうのが気に入らないね。けど前にも言ったけど変わり者で有名だし」 輝夜「私に会いに来ていた貴族は使用人を奴隷のような目で見ていたわ。 それに引き換え○○は臣下にも丁寧に接しているのよ」 妹紅「○○の父上のように放任主義じゃなかったら叱られているだろうね。それでも貴族かって。 だけどあのような態度のおかげで臣下の忠誠心もかなりのものだとか」 輝夜「妹紅に聞きたいことがあるの。ちょうど女同士だし」 妹紅「何?」 輝夜「○○のこと……どう思っている?」 妹紅「どうって……バカでお調子者で……だけど一緒にいないと寂しいかな。かけがえのない親友ね」 輝夜「じゃあ私が○○に娶ってもらっても文句ない?」 妹紅「な、何ッ!?」 輝夜「そんな大きな声出すと見つかるわ」 妹紅「悪かった……けど本気で言っているのか?」 輝夜「冗談よ。あくまでも例えばの話」 妹紅「じゃあ輝夜はどう思っているの?」 輝夜「私?だいたいは妹紅と同じよ。違うのは会ってからまだ日が浅いくらいかな」 妹紅「そう。○○が私が着替え中って言ったから念のために私も着替えておくか」 輝夜「妹紅は何にするの?」 妹紅「上はこの白いやつ、下は……この赤い変なものでいいか」 輝夜「下のものって男が着るようなものじゃない?」 妹紅「まっ、いいじゃないか」 輝夜「私のこと変わった趣味って言ったけど妹紅も人の事言えないわよ」 部屋の外と中でこんなやり取りが四半刻ほど続いて着替えも化粧も終わった 妹紅「もう入ってきていいよ」 ○○「やっとか」 ふすまを開けると現代と々服装の輝夜と妹紅の姿だった。 ただし輝夜は化粧をしているのを除いて。 ○○「これはまたすごいな」 輝夜「どう、似合う?」 ○○「とても似合っているよ」 妹紅「最初はどうかと思ったけど着てみれば何とかなるものね」 ○○「さすがにこんな化粧をして着物を着ていればかぐや姫だとは思わないだろう」 妹紅「それって私の化粧のウデがヘタってこと?」 ○○「違う違う、一目見て輝夜だとわからないくらい上出来っていう意味。 あれ、妹紅も着替えたのか」 妹紅「もし誰かが来たときのためだよ。私はどうかな」 ○○「妹紅、男になってみるか?」 輝夜「ほら言われた」 臣下「失礼します」 突然さっきの臣下が部屋に入ってきた。 臣下「○○様……そちらの方は?」 ○○「先ほど申した藤原の方と……」 輝夜「蓬莱山と申します」 臣下「蓬莱山様ですか」 妹紅「……そうそう、この方は京から参られた方よ」 臣下「京……それは大変だったでしょう。○○様のことをよろしくお願いします」 ふすまが閉じる 妹紅「ふぅ……」 ○○「ごまかせたぁ。だけど蓬莱山って変わった姓だね」 輝夜「だってさっきとって付けたようなものだし」 ○○「取って付けた?」 妹紅「姓があるのは貴族だけで、庶民は名前だけしかないの。それくらい知っているでしょ?」 ○○「そっか、輝夜はあの翁と嫗のとこだったか。だけどたいそうな名前だよ、蓬莱山って」 輝夜「着物と化粧でこんなに効果があるのね」 妹紅「ただ輝夜のことを知らないだけかもしれないけどね」 ○○「いいじゃないか。これで外に出られるんだから」 妹紅「そのことなんだけどさ、私は屋敷に戻らないといけないんだ」 輝夜「どうして?」 妹紅「父上が話したいことがあると言っていたの」 ○○「それなら仕方がないか。輝夜は僕が案内するよ」 妹紅「ごめん、二人とも……」 輝夜「謝らなくていいわ。もともとは私のわがままなんだし……」 妹紅「あっ、もう一度さっきの着物に着替えないと」 輝夜「というわけで○○は外に出てね」 妹紅が着替え、屋敷から出て行った。 ○○「それでは姫、私○○が案内させていただきます」 輝夜「喜んでお供させていただきます、○○様」 ○○「………………」 輝夜「………………」 ○○「…………ぷっ」 輝夜「……ふふっ」 ○○「あははははっ」 輝夜「ふふふふっ」 ○○「やっぱりこういうのは性に合わないや。行こう、輝夜」 輝夜「私も普通に話している○○の方がいいわ。よろしくね」 こうして輝夜と○○は町へ行く。 輝夜「とっても賑やか、これが地上の町……」 ○○「地上の?」 輝夜「違う違う、この地の町よ」 ○○「輝夜って他の町を見たことあるのかい?」 輝夜「それは……ないんだけど。それよりさ、勝手に着物を持ってきてよかったの? ○○のお父様のものなんでしょ?」 ○○「大丈夫、少しくらい消えたって気付かないよ」 輝夜「性格悪いわよ」 ○○「国の男全員が狙っているというのを知りながら町に出たいという誰かよりはいいと思う」 輝夜「むー」 輝夜は顔を膨らせている。 ○○「別に輝夜の事とは言ってないよ」 輝夜「じゃあ私のことを言っているの?」 ○○「当たり」 輝夜「はっきり言うのね」 ○○「ウソをついても意味がないからね」 輝夜「ひーどーいー」 ○○「いいじゃん、性格の悪さは互角なんだから」 輝夜「……そういうわけね」 ○○「どうかした?」 輝夜「妹紅が○○の屋敷に入り浸りになる理由がわかった気がするの」 ○○「それは是非聞きたいね」 輝夜「その常に前向きな考えとバカさ加減」 ○○「かわいい顔してなかなか毒舌なこと」 輝夜「か、かわ…………」 輝夜の顔がほんのり赤みを帯びた。 ○○「色々な人に言われているんだから今更だろ?」 輝夜「………………」 ○○「……輝夜?」 輝夜「えっ、ごめん何?」 ○○「美しいとか貴族たちにさんざん言われているでしょ?」 輝夜「そ、そうだけど……」 ○○「はっはーん、意識してる?」 輝夜「わけないわ、バッカじゃない?」 ○○「うわー、姫が面と向かって『バカ』って言葉使ったぞ」 輝夜「今に始まったことじゃないわ。それに○○や妹紅だって使っているし」 ○○「僕はそんな言葉は使いません」 輝夜「ウソなんでしょ」 ○○「はい、ウソでございます」 輝夜「……ふふっ、私○○のそういうところが好き」 ○○「それはどうも。僕も輝夜のこういう冗談に付き合ってくれるところが好き」 こうして町案内は特に問題が起こらず終わったのである。 輝夜「ところでさ、この着物もらってもいいかな」 ○○「さっき言ったはずだよ。なくなっても問題ない代物だって」 輝夜「なくなっても気付かれないの間違いでしょ。遠慮なくいただくわ ○○、今日は私のわがままに付き合ってくれてありがとう。 ○○と妹紅が協力してくれなければこんな事できなかったわ」 ○○「どういたしまして。成功したことを妹紅に伝えたら喜ぶと思うよ」 輝夜「○○……さっき私のこと好きって言ってくれたこと……」 ○○「んっ、何か言った?」 輝夜「な、何にも……?そろそろ小屋に戻らないとお客さんが来ちゃうわ また会うのを楽しみにしているわ」 -現代- 永琳「あらあら、さすがの姫も恋には臆病なのですか」 輝夜「私はいつでもおしとやかよ」 永琳「と姫は言うけれどウドンゲはどう思う?」 鈴仙「その……姫は……」 永琳「おてんばと言いたいみたいですよ」 輝夜「イーーナーーバーー」 鈴仙「それは師匠の考えじゃないですか!」 永琳「あら、私はウドンゲの気持ちを代弁してあげただけよ」 輝夜「イナバは今日の晩ご飯抜きね」 鈴仙「姫、師匠……酷いですよ」 ─────── 輝夜「やっぱり今日も聞くんでしょ?」 永琳「もちろんです。女はいくつになっても恋の話には興味がありますから」 輝夜「もう永琳は億単位なのに……」 永琳「そうれは姫も同じでしょう」 鈴仙「町でデートした後はどうなったんですか?」 永琳「ウドンゲも積極的に聞くようになったわねぇ」 鈴仙「あっ、いや……そのぉ……」 さすがに昨日晩ご飯抜きにされたのが答えたのだろう。 輝夜「今までどおり昼間に会って三人で話していたわ」 永琳「では五つの難題を出した時はそのことを○○に伝えたのですか?」 輝夜「私が伝えなくとも妹紅から伝わっていたわ。もちろん全員失敗に終わったことも」 -1300年前- ○○「輝夜……」 輝夜「言わなくていいわ。妹紅は来ないんでしょ?」 ○○「ああ……最近は僕の屋敷に来る回数まで減った」 輝夜「ごめんなさい……」 ○○「……帰るよ、僕も輝夜も今はまともに話せそうじゃないから」 輝夜「ごめんなさい……」 五つの難題によって輝夜、妹紅、○○の関係は崩れるのは予想していたことだが 現実に起こるとやはり三人には辛かった。 それから数日後も○○が翁の小屋にやってきた。もちろん一人で…… ○○「聞かせて欲しい。なぜ求婚を断り続けるのか」 輝夜「………………」 ○○「帝にも求婚されたのに断ったらしいね」 輝夜「………………」 輝夜(私は月の民だから、近いうちに蓬莱の薬の罪が許されて月に帰る日が来てしまうから) 言えなかった。 こんな事を言ったら○○ともう会えなくなる それなら帰るその日までこのことは黙っていてそれまで○○話したい そう輝夜は考えていた。 輝夜「ごめんなさい……今は言えないの」 ○○「そう……」 こうして3年の時が経ち…… 夜になると輝夜は外の月を眺めることが多くなった。 翁「かぐや姫、近頃月をよくご覧になられますな」 輝夜(そろそろここともお別れ……か) 輝夜「う……う゛ぅ……」 翁「かぐや姫!?」 地上で親しくなった人たちと別れなければならない。 そう思うと輝夜は泣き出してしまった。 そして8月の満月の日に月と地上の道ができ、月から輝夜を迎えに使者が来る そう翁に伝えた。 翁「まさか……」 帝が輝夜を無理矢理都に連れ帰ろうとしたときに 輝夜は姿を消し、地上の人間でないことを見せた。 そのため帝の求婚を断ることができたのだった。 輝夜(……これで○○や妹紅ともう会えないのね) 翁は自分の娘のようにかわいがっていた輝夜を手放すのは辛かった。 結果このことを帝に知らせ、当日の夜には軍隊が翁の小屋に配備されたのだった。 -現代- 永琳「そこからは私も知っています」 輝夜「じゃあ終わりね」 鈴仙「ちょっと待ってくださいよ。○○さんとはどうなったのですか?」 永琳「ウドンゲも言うようになったじゃない。私も是非聞きたいです」 輝夜「わかったわよ。あと少しだから最後まで話すわよ」 -1300年前- 使者の一人である永琳の手によって月の使節団は消えた。 輝夜が月に帰るのを拒んだためである。 帝に蓬莱の薬等を送り、輝夜は月に帰ったことにしてもらった。 永琳「姫、ここにいてはまた使者が送られてきます」 輝夜「そうなの?」 永琳「はい、ここから離れましょう」 輝夜「ま、待って!明日じゃ無理?」 永琳「月が私の裏切りを知ればすぐにでも追手を送り込みます そんなに時間はありません」 輝夜「じゃあ半刻……いいえ四半刻でいいから時間をちょうだい」 永琳「何をなされるんですか?」 輝夜「歌を書いてある人に渡すの」 永琳「その程度なら……まあ大丈夫でしょう」 -さらに3年前 五つの難題を出す前- 輝夜「そういえばさ、○○は誰かに求婚とかしないの?」 ○○「そうだね、父上も誰かに歌を送れとか言っていたよ」 輝夜「歌を送る?」 ○○「そう、5・7・5・7・7の文字で一つの歌が完成する」 輝夜「面倒な制限ね」 ○○「だけど5文字と7文字は聞こえがいいでしょ」 輝夜「~~~、確かにそうね。歌で恋文を書くの?」 ○○「残念、それだけだと半分不正解」 輝夜「後の半分は何なのよ」 ○○「文字通り半分だよ。上句である5・7・5で求婚する。 そして下句の7・7で返事を書く」 輝夜「それだとおかしな歌になるんじゃない?」 ○○「だから上句と下句で筋が通っていれば承諾、 通っていなければ拒否、そんなところだよ」 輝夜「本当にそんなことやるのか怪しいけどなかなか面白い方法ね。 あれ、じゃあ私のときは……」 ○○「これは貴族同士での求婚方法なんだ。 輝夜はおじいさんのところの娘だから当てはまらなかったんだよ」 輝夜「じゃあ例えば私から○○に送るっていうのはあり?」 ○○「いやいや、基本的に男から女に送るものだからそれはちょっと…… それにこれは僕個人のやり方だし……」 輝夜「じゃあ普通の貴族は?」 ○○「歌を歌で返す、それが一般的だよ」 -3年後- 輝夜はすずりと筆を取り、しばらく考える。 そしていい句が浮かんだのか書き出す。 永琳「書けたようですね。どんな歌ですか?」 輝夜「だめ!見ないでよ!」 こんなムキになる輝夜を見て永琳は微笑んだ。 永琳(とても大事なことなのね) 歌を書き終えると二人は翁と嫗、そして帝にお礼を言って小屋を後にした。 輝夜「永琳、少しだけ寄り道させて」 永琳「重要なことですか?」 輝夜「私にとっては重要なことよ」 永琳「わかりました」 寄った先は○○の屋敷である。 永琳を含む使者が来たのは今で言う午後11時。 あれからいくらか時間がたっているので見張りを除けば寝ている。 永琳「この屋敷に入るのですか?」 輝夜「そうよ。1分経たずに終わらせるわ」 輝夜は空から敷地内に進入し、○○の部屋の外まで来た。 そして先ほど書いた歌を窓から部屋の中に入れた。 輝夜(もう二度と会えないのよね…… 本当は歌じゃなくて口で気持ちを伝えたかった。 こんな歌送られても返す相手がいないなんて○○はどう思うんだろう。 最低よね、私……) 輝夜は屋敷から出て永琳とともにこの地を去った。 -現代- 永琳「結局片思いか両思いはわからずじまいですか……」 輝夜「せっかく話してあげたのにそれはないでしょ」 永琳「いいえ、聞いていて楽しかったですよ。姫の初恋の話」 鈴仙「○○さんはどうなったんですか?」 輝夜「知らないわよ。あれから一度も会わないでここに来たんだから」 永琳「もしかしたら転生していて、案外近くにいたりするかもしれませんね」 鈴仙「ところで姫、どんな歌を作ったんですか?」 輝夜「それは私と○○の間だけの秘密よ」 永琳「大丈夫ですよ。17文字で表現できるのには限りがありますから」 輝夜「永琳にだって教えないんだから」 永琳「姫様ぁ~お願いしますよぉ~」 輝夜「いーや。そんな駄々こねたような言い方しても教えない」 ────── 鈴仙「では行ってきます」 永琳「ナンパされてもホイホイついて行かないようにね」 鈴仙「ついてきません! それにナンパなんて……」 輝夜「何? 私をハブいて楽しいおしゃべり?」 鈴仙「姫、聞いてくださいよー 師匠ったら薬を売ったのはいいけど 私がナンパされてそのまま男人の部屋に行っちゃうなんて言うんですよ」 輝夜「へぇー、イナバなら騙されやすそうだし十二分にありえるんじゃない?」 鈴仙「ありえないです!!」 輝夜「そうそう、イナバはどこへ行くつもり?」 鈴仙「人里へ薬を売りにですよ」 輝夜「なら私も一緒に行くわ。外に出ないと体が鈍っちゃって妹紅に殺されるし」 永琳「あらあら、姫が自ら外出なんて珍しいでね」 輝夜「何よ、私がインドア派だって言うの?」 永琳「今までの経験からだと姫はインドア派ですね」 輝夜「永琳ひどーい」 今日の永遠亭もにぎやかである 輝夜「私は外に出るからね。アウトドア派だっていう証明にもなるし」 永琳「それなら私もお供します。さすがに二人であれば妹紅も手を出しにくくなるでしょうし だからウドンゲはお留守番お願いね」 鈴仙「は、はぁ……」 こうして輝夜と永琳は永遠亭を後にし、人里で薬を売りに行った 永琳「症状がかなり悪化しているわ。もう少し治療が遅ければ命にかかわっていたかもしれないわね」 輝夜「治療代は1000万ね。ビタ一文まけられない」 永琳「姫……」 輝夜「わかってるわよ、ジョークジョーク」 また、多少の医療行為もしたのであった。 薬も完売した後は、二人で里を散歩していた そして慧音が教えている寺子屋の前まで来たところ…… 輝夜「………………」 輝夜は立ち止まって一点を見ている 永琳「どうかしましたか?」 輝夜は無言のまま右手で指をさした その先には…… 慧音「ご苦労、やはり男がいると荷物運びが楽になるな」 少年「たしか慧音さんって半分獣ですよね。人間の僕よりも力があるn…」 慧音「そんな失礼な言葉を生み出す脳みそを頭突きで揺らしてやろうか?」 少年「け、結構です……」 慧音「まったく…… だが午前の授業はこれで終わりだしお昼にするか ……おい、●●どうした?」 ●●「こっちを見ている人が二人いるのですが」 慧音「んっ?確か……」 永琳「姫、あの二人がどうかしましたか?」 輝夜「似てる……」 永琳「?」 輝夜が二人の方向へ歩き出した それにつられて永琳も輝夜の後をついていった 慧音「ここにある消毒薬とかは前回受け取ったはずだが」 永琳「そうみたいね。私も今日は寺子屋には寄ることはないと思っていたんだけど……」 輝夜は●●をじーっと見つめている ●●「あの…どうかしましたか?」 輝夜「ほーんとそっくりね」 ●●「失礼ですがどなたでしょうか。僕はここで慧音さんのお手伝いをしている●●と申します」 輝夜「●●…… 私は輝夜。今日は薬を売りに来たの」 ●●「輝夜さんですか」 輝夜「輝夜でいいわ。それにタメ口で話して」 ●●「しかし初対面の方相手ですから、敬語は当然として敬称くらいは付けるべきでしょう」 輝夜「私がいいって言ったからいいの。それにあなたにさん付けされると気持ち悪いし」 ●●「わかった。これでいい?」 輝夜「うん、やっぱり●●とはこっちの方がいいわ」 慧音「輝夜、お前の話にはちんぷんかんぷんなことが多くないか?」 永琳「同感♪」 輝夜「私、変な事言った?」 永琳「まるで●●のことを知っているかのようですね」 慧音「●●は輝夜のことを知らないみたいだけどな」 輝夜「永琳、この前話したアレよ」 慧音「アレ?」 永琳「アレ…ですか? ああ、竹取物語ですか。 慧音、いろいろ説明することがあるからどこか座れるところない?」 慧音「まあいいだろう。空き部屋があるからそこにするか」 永琳「では姫、後でゆーっくり聞かせてくださいね♪」 慧音は永琳を空き部屋に案内しに行く と同時に輝夜は「また今夜も話すことになるのか」とため息をついた 輝夜「●●、私たちものんびりできるところへ案内してくれる」 ●●「んっ、いいけど」 と、こちらの二人も別の部屋へと向かった ●●「悪いね、お茶も出せなくて」 輝夜「別にいいわ。お茶を飲みにきたわけじゃないから」 ●●「ところであの薬師さんが言っていたように、輝夜は僕を知っているの?」 輝夜「半分正解半分不正解。1000年と少し前に●●と似たような人がいたのよ」 ●●「僕に似た人、ねぇ…… 1000年!?1000年って言った?輝夜って何さ…うぎゃっ!」 輝夜のビンタが炸裂 輝夜「淑女に年齢を聞くようなものじゃないわよ」 ●●「いきなり張り手をするような人が淑女だとはとても思えない……」 輝夜「う、うるさいわよ!!●●が変なこと聞かなければ何もなかったんだから!」 ●●「何か納得いかない」 輝夜「こんなバカなことを言うところまでソックリよ……●●と○○は」 ●●「ところでその人と輝夜は何だったの?」 輝夜「えっ? そ、それは……だからぁ……」 輝夜は顔を赤くして動揺していた まさか初恋の人に似ているからここまで上がりこんだなんて言えるわけがなかった ●●「はっはーん、輝夜はその○○って人にホの字だったっでわけか」 輝夜「わー!わー!わーっ!それはっ!!」 肯定はしていないが否定はしていない そんな輝夜の態度から図星だと●●は確信した 優越感に浸っている●●の様子を見て輝夜はもう諦めたようだ 輝夜「……ところでよく私の惚れた人の名前わかったわね」 ●●「さ っ き 言 っ て い た か ら」 輝夜「言った?」 ●●「言わなかったら当てられないよ」 輝夜「もしかして○○のこと知っているからじゃない?」 ●●「1000年も前の人のことを知っているわけないよ」 輝夜「そう…よね……」 輝夜はやや落ち込んだ表情をしている ●●「だけど不思議なんだよね。今日初めて会ったはずなのにすごく懐かしい感じがする。 一緒に出かけたりとかさ。あと誰か一人と三人でつるんでいたような」 輝夜「──ッ!?」 輝夜は驚いている 当然であろう、まさにかぐや姫として地上で過ごしていた頃をずばり言っているからだ 輝夜「●…●…… 和歌って知っている?」 ●●「5・7・5・7・7で季語を入れて一句作るやつ?」 輝夜「わかっているじゃない。これには……そう、面白い遊び方があるの」 ●●「面白い遊び方?」 輝夜「そうよ、ある人に教えてもらったの。最初に上句を歌い、相手が下句で返す」 ●●「それだとめちゃくちゃな歌ができない?」 輝夜「文句なら考案者に言って。私が上句を歌うから●●は下句を歌って」 望月の つれなく見えし 別れより ●●はボーっとしている 輝夜「変な歌だった?結構自信あったんだけど」 ●●「いいや、人の求婚手段を勝手に面白い遊びにされているのに呆れてね」 輝夜「求婚手段?」 ●●「知っているはず、これは僕専用の方法だって輝夜に言っただろ?」 輝夜「●●……?」 ●●「●●でもいいけど輝夜はそれでいいのかい?もっとふさわしい呼び方があるはずだけど」 輝夜「……○○」 ●●「そうそう、久しぶりにその名前で呼ばれたよ」 輝夜「本当…に、○…○……?」 ○○「信じられない?じゃあさっきの歌に抜けている箇所を教えようか 最後に名前である『蓬莱山』が抜けている」 輝夜「○○!!」 輝夜は●●、つまり○○に飛びついてきた そしてしばらく○○の腕の中で泣いていた 輝夜「だけど何で私のこと覚えているの?人間なら死んでいるはずよ」 ○○「ああ、僕は死んだ。おそらく転生したんだろうね」 輝夜「でも転生するときに過去の記憶は消されるって聞いたけど……」 ○○「完全に消えていなかったってことかな。閻魔様にでも聞けばわかると思うけど」 輝夜「聞いたところ閻魔様は説教好きだから会いたくない」 ○○「僕も説教はごめんだね」 輝夜「……くすっ」 ○○「だけど酷いよなー。人が寝ている間に勝手に歌を置いて蒸発しちゃうなんてさ」 輝夜「だ、だって……」 ○○「でも月に帰ったんじゃなかったけ?」 輝夜「表向きはね。けど私はここにいるわ」 ○○「確かにあの時のまんまだよ。何一つ変わっていない」 輝夜「で、さぁ…… 下句なんだけど……」 ○○「ほーんと輝夜って酷いなー。せっかく下句を作ったのに伝えるべき相手がいないなんて」 輝夜「わかったわよ。悪かったわよ、でもそれ以外の方法はなかったの!」 ○○「そっか…… 下句聞きたいかい?」 輝夜「むーっ、わかっているのに言わせる気?」 ○○「はいはい、では初披露でもしますか」 宵月ばかり 憂きものはなし 輝夜「意味は……」 ○○「上句にぴったりの下句だろ」 輝夜「意味…繋がってる……」 ○○「だから輝夜は酷いって言ったんだよ。せっかく求婚に答えているのに勝手にいなくなるなんて」 輝夜「今、なんて……」 ○○「輝夜が二番目によく知っているはず。このやり取りにどんな意味があるかは」 輝夜「一番は?」 ○○「考案者以外に誰が?」 輝夜は座り直してまっすぐ○○を見つめている 輝夜「不束者ですが、こんな私を娶ってもらえないでしょうか」 ○○はにっこり笑って輝夜の手を取る ○○「さて、返事はどのような方法がお望みかな?」 ○○は輝夜を引き寄せる。輝夜も抵抗するどころか○○の首に手を回した そして○○は輝夜に口づけをした…… ○○「さて、もう言えない理由を教えてくれるよね?」 輝夜「言えない理由って何よ」 ○○「帝たちの求婚を断った理由。本人たちはもういないのだから大丈夫だろ?」 輝夜「ああ、そっちね。帝は関係ないわ。あれは私自身に問題があるの」 ○○「と、言うと?」 輝夜「私は月のお姫様、永遠を生きる者、それから……」 ○○「月の人っていうのは本当なのか。それから?」 輝夜「……言わなくてもわかるでしょ」 ○○「99.9%合っているとは思うけど、0.1%で間違っている可能性もあるからね だから聞かせてもらうよ」 輝夜「性格悪いわよ」 ○○「昔からわかっているさ」 輝夜「……でもそんな○○が好きッ… 1000年前からずっと好きなのッ! これでいいでしょ?」 ○○「十分すぎるよ。これで勝手に消えたのは帳消しだ」 ●●もとい、○○は永遠亭に移り住むこととなった ○○は寺子屋の手伝いの心配していたが、慧音は 「一人で永遠亭と里を行き来できるまでは停職だ」 と言った もちろん普通の人間である○○には一人で竹林を歩けるほど強くはない 事実上○○は寺子屋の手伝いをやめるよう宣告されたのである -数ヵ週間後- 鈴仙「師匠ーっ」 永琳「どうしたの、○○に恋しちゃった? ダメよ、○○は姫専用なのだから」 鈴仙「違います! 姫と○○さんの歌の意味って何ですか?」 永琳「本人に直接聞いてみるのが一番じゃないかしら」 鈴仙「そうなんですけどね……」 鈴仙の顔が赤くなっていく…… 永琳「見てはいけないものを見てしまって、とても聞けるような状態ではなかったと」 鈴仙「は、はい……」 永琳「仕方ないわね、教えてあげるわ。この歌はね……」 -輝夜の部屋- 輝夜「満月も○○も冷たく思えたあの別れ以降……」 ○○「……夜、月が出ている時ほどつらい時間はない だけど冷たいのはむしろ輝夜じゃないか?」 輝夜「いいじゃない、今こうして同じ屋根の下で暮らしているんだから 私が○○に出した難題覚えているよね?」 ○○「『私を永遠に幸せにする』……」 輝夜「蓬莱人になった○○でも絶対に解けない難題よ。 99%の次は99.9%、その次は99.99%と決して100%にはならないの」 ○○「でも限りなく100%に近づけることはできる」 輝夜「○○……」 望月の つれなく見えし 別れより 蓬莱山 輝夜 宵月ばかり 憂きものはなし ○○ ○○が永遠亭に来てからの満月は 二人にとっては"憂きもの"から"あはれなるもの"となっていた 今夜も月の明かりが二人を照らすであろう
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助けてえーりん! 蓬莱山 輝夜(ほうらいさん かぐや) 東方Projectの登場キャラクター。永遠と須臾を操る程度の能力。月人(蓬莱人)。 二つ名は「永遠のお姫様」「人間らしくないお姫様」「永遠と須臾の罪人」等。 「永遠と須臾(しゅゆ)」とは 永遠=未来永劫変化無き世界でその中でどのような行動を起こそうとも、外では時間が停止していると同義であり、 須臾=0.000000000000001という瞬間的な世界でその一瞬の集合体を利用して行動できるために他の存在には感知出来ないほどの速さを持てる。 そして、この二つを使うことで本来とは異なった歴史を作り出すことが出来るとも言われている強力な時間操作のことである。 日本の古典「竹取物語」のかぐや姫その人。 1000年以上前に永琳に不老不死の秘薬「蓬莱の薬」を作らせ、それを飲んだため不老不死になっている。 また、それが元となり月を追放されてしまう。輝夜は地上に行きたい為にわざとそうしたらしい。 その後、老夫婦に養われながら生活していたが、 20年余り後に迎えの月からの使節がやってきた時、使節団の中に居た永琳と結託、 他の使者達を殺害して逃亡し、後に幻想郷に永遠亭を築いて隠れ住むようになった。 4話の元ネタ・東方永夜抄のラスボス。永琳、うどんげ、てゐの主である。 名前が読みにくいせいか、一部のファンには「てるよ」という呼び方が定着している。 二次創作では、 東方永夜抄で登場するまで1000年以上ずっと永遠亭に隠れ住んでいた。 永夜異変後、永琳やうどんげは人間や妖怪相手に仕事を始めたが、輝夜はそういったことをしているという情報が無い。 永琳が「輝夜はもともと引きこもりがちだった」と発言している。 ……といった設定が重なって、ニート扱いされることが多い。 原作であったラスボスとしてのカリスマは大抵の場合どこかへ行ってしまっており、 「永琳が居なければ何も出来ない駄目な子」というポジションに収まってしまっていることが大半である。 そのおかげで、“輝夜の”テーマをアレンジした「Help me, ERINNNNNN!!」という楽曲まで誕生してしまった。 同じくニートとして、「DRAGON BALL」の孫悟空(*1)や、「るろうに剣心」の緋村剣心(*2)と並んで扱われる事もある。 ただし原作東方ファンはこの手の二次ネタを嫌ってる人も多いため注意。場所の空気を読もう。 ちなみに原作では、霊夢達に妹紅と戦わせるのが目的の肝試しや、 月に関する資料を開放した『月都万象展』の開催など、アグレッシブな行動を見せている。 また、第4話ボス戦前のイベントで永琳が「輝夜様は、今42度の高熱で寝込んでるの」と言うが、 これは「患部で止まってすぐ溶ける ~ 狂気の優曇華院」のネタである。 先に述べた通り原作での彼女は隠れ住んでいただけであり、別に熱を出して倒れていた訳ではない。 更に言うと、蓬莱の薬の効果で病気にはならないはずである。 関連動画 ゆっくりバージョン ,. '' " ´  ̄ ` '' - 、 ,.' `ヽ ,' ヽ ,' l ∧ ヽ i i /l l l !^i /i | l_;;;;l_;;_;l. l_;| l |¨i_l l_;_l ! i ! --‐‐--‐‐ i | -‐- 'ー' -‐‐-- l | l --‐‐--‐‐. | l , l | l. l \゙゙゙゙゙゛ _ ゙゙゙ /| | l l ∧ ヽ 、ヽ/ /i_ | |、 l もういいや. l i | >ー'´/ | |.イ l 明日 l i ゝ/ `v''´~\/| | 〉、 l 2倍. l i / l>O<l | / | l がんばろう \|/ i / l;/ ,. | l | !l>O<l i '´ !〉 l かぐや | ! / '´| | l _人人人人人人人人人人人人人人人_> ゆっくりしていってるよ!!! < ̄^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^ ̄ ,,.. -──-- 、.,_ ,. '" `ヽ. ,.' ; ヽ. /__二ニ=-ハ i __i_ 、 ', / / ハ ! ! ハ __!_ '; i i i /! ,!ヽ.! L ! ー- ヽ! i | | ! ハ (ヒ_] ヒ_ン ) !__」 i | └-iヽ ! ,___, "" | ! | | .| 7" ヽ _ン .レi | | レ'iゝ、 ,イ | i | | ! ! i >ー-r i; -! | | | | | | rイ´!__/ | ト.、 | | | | | '´}><{.、 | |/ヽ | | !ヘ|ヽ、/_」L_ゝ `ヽレ' '; | | !/ !/ oio i '; | / r/'⌒i !. ヽ ! / ,-rイ、___,ノ._ ハ \! !/ | l ,ィ'l |o _,.!', `'r、 |. | l'´ l | {_____,.イ'" ヽ ', //、! ゝ、ヽヽ-'ハ_____,,.ハ__,.イヽ;\ //っ ) ! 7'ー´ ! ! ヽ; `Y´「T´ | / / ! ! ヽ; ! ! |
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永琳6 12スレ目 599 うpろだ852 「師匠は……いないわね」 永遠亭の調剤室に帰ってきた鈴仙は部屋の中を見渡した。 彼女の師匠である八意 永琳は不在らしかった。 ほっと一息ついて椅子に腰掛ける。 「師匠にばれたら……○○さんどんな目に遭わされるか」 博麗大結界の外から来た○○は、 永遠亭の一員としてすっかり馴染んでいた。 実際より年若く見える顔立ちと、 その見た目に似合わず包容力のあるところが秘かに兎達の間で人気者だった○○。 彼が、永遠亭の陰の支配者とも言われる永琳と恋仲になったと知れた時は、 ずいぶん話題になった。 曰く、洗脳用の新薬の実験で一服盛られた。 曰く、怪人としての全身改造に先んじて脳改造を施された。 真相を確かめようと、永琳のどこに惚れたのか○○に尋ね、 「僕は、永琳って結構可愛いと思うよ」 と答えられた鈴仙は、噂はやはり本当だったかと内心頭を抱えたものだ。 少なくとも『可愛い』などという表現は、 彼女の知る師匠とは180°逆のものだったから。 しかし、どうもこの言葉は薬や手術によるものではなかったらしい。 ○○が永琳に惚れ込んでいるのは明らかなのだが、 それ以上に、○○と二人でいる時の永琳は見た目通りのうら若き女性、 いや、それよりさらに年下の少女のように華やいでいるのだ。 そう、『可愛い』などと言っても差し支えないほどに。 それ以外の時にはこれまで同様、 底の知れない有能さ、冷静さであれこれと取り仕切っているのだから、 その差は余計に際立っていた。 友人のてゐとそのことを話した時、 「何とかの深情けって言うじゃない?」 と訳知り顔で言われ、この場合「何とか」に当てはまりそうな言葉を 二つほど思い浮かべた鈴仙は、納得がいくと同時に (これはこじれると厄介なことになるだろうな) と、一抹の不安を抱いたのだった。 その不安は現実のものになろうとしている。 今日、人里に置き薬の補充に行った時、 甘味処の店先で○○を見かけた。 ○○は鈴仙に気づかなかったようだが、 鈴仙は○○に気づいてしまった。 ○○は見知らぬ若い女性と差し向かいで座り、 何か話していたようだった。 見たこともない女性だったこと、 それにしては親しげだったこと、 さらに○○が人目をはばかる様子だったことを考慮すると、 「絶対、内緒にしておかなきゃ」 「……何を?」 「ひゃああああああ!?」 鈴仙は飛び上がって驚いた。 一切の気配を感じさせずに、永琳が背後に来ていたのだから無理もない。 「し、師匠!?いつからそこに?」 「今来たところよ。それで、ウドンゲ。何を内緒にしておくのかしら?」 「…………ひ、秘密です」 暴走する月の最高頭脳が繰り広げる修羅場など、見たくはない。 「そう?まあ貴方にもプライバシーはあるしね」 意外にも、永琳はあっさりと引き下がってくれた。 「……でもね。○○に関することなら黙秘権は与えられないわ」 …やはり、世の中はそう甘くない。 一瞬の隙に、永琳は両手に持った注射器を 鈴仙の首筋に突きつけていた。 「○○にって……ちょ、師匠、今来たとか言って最初から」 「ごたくは要らないわ。どうしても言わないって言うなら」 張り詰めていた永琳の声がふっと優しさを帯びる。 「……ねえウドンゲ。痛いのと痛くないのとどっちがいい?」 「い、痛くない方で」 注射器が片方下ろされた。が、もう片方は依然首筋だ。 「そう、じゃあ痛くない方ね。痛み以外にも何も感じなくなるけれど」 鈴仙は数歩先の修羅場よりも、目前にある生命の危機を回避することにした。 「あら、そんなこと?」 「そんなこと、って……」 さぞ恐ろしいことになるかと思いきや、 永琳の反応は淡白なものだった。 「だってそうでしょう? 私の生きた年月から見れば 地上人の女性はもちろん、大概の妖怪だって 年端もいかない小娘も同然なのよ。 ○○がちょっとよそ見をしたぐらい、 問題にもならないこと。 すぐに振り向かせられるわ」 余裕に満ちた言葉を聞く限り、 どうやら永琳は弟子の想像の数歩先を行く 『大人の女』だったようだ。 「さ、バカなこと言ってないで、 今日の分の調合を始めるわよ。 最近風邪が流行っているから、 熱さましと咳止めを多めに作っておきましょう」 「はい、師匠」 そう言って、永琳は薬の分量を量るための天秤と分銅を取り出した。 良かった、いつもの冷静な師匠だ。 そう思い、鈴仙が安心した矢先だった。 カチカチカチカチと、耳障りな金属音が響いた。 永琳は、ピンセットで分銅を摘み上げようとしていた。 だがその手は小刻みに震えていてしっかりと摘むことができず、 ピンセットと分銅が触れ合って音が鳴っているのだ。 「……おかしいわ、疲れてるのかしら」 金属音は鳴り続けている。 しばらくしてようやく分銅を持ち上げたが、 そっと置くはずの天秤皿の上に勢いよく落としてしまった。 均衡状態を指し示す針が大きく左右に揺れる。 「ごめんなさいウドンゲ。後をやっておいてもらえるかしら」 そう言って、永琳は部屋を出て行った。 「……師匠」 見送る鈴仙は、複雑な心境だった。 怒るでなし、叫ぶでなし。 涙を見せることもない。 予想していたような被害はない。 だが永琳は、相当なショックを受けているらしかった。 食事時は皆が一同に会する。 「あ、鈴仙ちゃん私のご飯今日少なめでいいから」 「えーりん、私ピーマンは苦手なんだけど」 「姫、好き嫌いはいけませんといつも……」 「僕がもらいましょうか」 「○○、姫を甘やかしちゃだめよ」 騒がしいながらも平和な日常の光景だ。 「師匠、大丈夫ですか?」 原因には触れないように、 それとなく、鈴仙は尋ねてみた。 「ええ、少し休んだら良くなったわ」 「ん?永琳どこか具合悪いの?」 実はそう聞いた○○が具合を悪くしている遠因なのだが、 ○○は気づいていない。 一方永琳も、○○が自分のことを心配してくれている様子に 嬉しそうな顔をしていた。 「ううん、もう大丈夫よ。 ○○、ご飯よそってあげるわね」 「あ、うん、お願いしようかな」 永琳は○○の茶碗を受け取ると、ご飯を山盛りによそい― ―どこからか取り出した小瓶の中身を、ぱらぱらと振りかけた。 「はい、たんと召し上がれ」 「ちょっと、永琳!?」 「……あの、永琳、それ」 小瓶にはラベルが張ってある。 『蓬莱の薬 ~散剤~』と印刷してあるラベルだ。 「ああこれ?ふりかけよ」 問いかける○○に、 明るい笑顔で永琳は答える。 「いやでもラベルに」 「ふりかけよ」 「蓬莱の薬って」 「ふりかけだったら」 「でも」 「ふりk」 「…いいかげんにしなさいっ!!」 輝夜が振り下ろした蓬莱の玉の枝が、 永琳の脳天にクリーンヒットした。 「じゃあ何?○○さんと甘味処にいたのはてゐだったの?」 手加減抜きの突っ込みで気絶した永琳の横で、 輝夜に問い詰められた鈴仙が事の起こりを白状し、 ○○はその場で事情を説明することになった。 「……うん。永琳を連れて行くのにどんなところがいいか てゐに相談したら、クリーム餡蜜一杯でアドバイスしてくれるって 言って、里の甘味処に」 「顔見知りかどうかよく見たけどてゐだとはわからなかったわ」 「『本当は姫様に頼まれてる仕事があるから、 さぼってるのがばれないようにね』 って言って、変装を……」 「!…てゐ、あんた私が今日あの辺回るの知ってたはずよね?まさかわざと……」 にらまれたてゐは、珍しく反省しているようだった。 「ごめん鈴仙ちゃん、 もうちょっとドタバタ喜劇風の結果になるかと思ったんだけど、 まさかこんなことになるなんて」 「ああもう、この兎は!」 鈴仙が弾の一つも撃ち込んでやろうとしたその時だった。 「う……ん」 「あ、永琳が目を覚ますわ!」 「かくかくしかじか、というのが真相」 とにかく永琳を落ち着かせよう、ということで、 ○○が改めて申し開きをすることになった。 「……」 「ごめん、何だか誤解させたみたいで…… 永琳?」 「その、私こそ……ごめんなさい」 か細い声で、謝罪の言葉が聞こえる。 「○○を蓬莱人にしてしまえば、 時間がかかってもいつか私の所に戻ってきてもらえると思って…… 本当に、ごめんなさい。私、貴方の気持ちも考えずに 勘違いしたまま先走ってしまって」 小さくなっている永琳の肩に○○の手が置かれた。 「もうちょっとだけ、待ってもらっていいかな」 「え?」 「蓬莱の薬。もう少ししたら、不老不死も受け入れられるから。 だから、とりあえず」 「……」 「今度一緒に、甘いものでも食べに行かない? てゐに教えてもらったんだけど、なかなかいい店だったから」 ややあって、いいわ、と小さく返事が聞こえた。 「……たくさん、甘えさせてもらうわよ?」 「……こちらこそ。そうしてもらえると嬉しいな」 「鈴仙ちゃん、私達忘れられてる?」 「忘れられてるわね。さ、食器片付けないと」 「あー、私の分もお願いするわ。 もう少し食べようかと思ったけど、何だか胸焼けが」 …―後日。 「ところで、何故 『もう少し待ったら不老不死になってもいい』 だったのかしら?」 鈴仙とてゐが掃除をしている横で、 コントローラーを握り画面に目を向けたまま 輝夜がつぶやく。 「ほら、○○さん結構幼く見えるところがありますから。 師匠が心置きなく甘えられるくらい落ち着いた外見に なるまでは年を取るつもりだそうで」 「ああ、そーだよねー。 確かに今のまま止まったら ずっと年増と若いツバm―はうっ」 言いかけたてゐの頭に矢が撃ち込まれた。 先が吸盤になっているので致命傷にはならないが、 勢いよく当たっているため引き剥がすのが大変だ。 「あら永琳。出かけるの?」 開いたふすまの向こうに、永琳が来ていた。 「ええ、ちょっと里まで」 「ふーん。○○も一緒?」 「……わかります?」 「それだけ幸せそうな顔してればね。 まあゆっくり行ってらっしゃいな」 「……別に今のままでも心置きなく甘えてると思うけれど」 「ですよね」 12スレ目 780 うpろだ879 「ねー、えーりんー」 「はい、何ですか姫様」 「バレンタインのチョコを●●に渡したいの。 作り方と渡し方教えてくれない?」 「作り方はともかく渡し方は…… 姫様の方が詳しいのでは? 地上に下りてすぐの頃は引く手数多でしたし 男心のツボとか」 「あれは向こうが勝手に寄ってきたのよ。 永琳だって、○○にチョコ渡すんでしょう? 何か秘策とかないの?」 「わ、私だってその……経験があるわけでは…… と、とにかく作り方だけなら教えられます。 私も自分の分を作りながら教えますから、 一緒に作りましょう。さて、支度を……」 「永琳、お菓子作りの時くらい 白衣じゃなくてエプロンにしたら?」 「分量をきちんと量って、手順を守って作るところは お菓子も薬も同じですよ。 さ、チョコの用意ができました。 後は型に流し込んで、固めましょう」 「やっぱり王道のハート型よね。 あれ、永琳は違うの?」 「私はトリュフチョコにしますので」 「ふーん、大人の雰囲気ってところかしら? ……で、何を仕込むの?」 「人聞きの悪いことを言わないでください。 お酒をちょっと入れるだけですよ。 ……さて、秘蔵のリキュールを、と……」 ~少女(?)妄想中~ 『○○、ちょっといいかしら?』 『ん、何?永琳』 『これ、私からのチョコレートよ。 バレンタインだから、ね?』 『ありがとう、すごく嬉しいよ。 一つ食べてみてもいいかな?』 『あ、待って。 ……はい、あーん』 『あーん… …ん、ほろ苦くて美味しい』 『良かった、薬草のリキュールを 入れてみたんだけど、 気に入ってもらえたみたいで嬉しいわ』 『じゃあホワイトデーとは別に、 これはお返しだよ』 『んっ……ちゅ、ん、はぁ…… ふふ、もっと、続けて……?』 「うふふふふふふふふ」 「永琳?永琳! ちょっと、いくらなんでも入れすぎじゃないの?」 「―はっ。ついうっかり……」 「これは……一瓶空になったわね。 鬼か天狗でもないと一口食べたところで倒れるわよ」 「……仕方ありません。 残ったチョコで、お酒抜きのを作ります……」 「……○○、これ、バレンタインのチョコレートよ。 本当はお酒を入れて、もっと大人の味わいにしたかったんだけれど」 「永琳の手作りってだけで十分幸せだよ。 ありがとう、永琳」 「待って。……大人の味わいをプラスするから。 口を開けて?」 「?あれ、なんで自分で食べ…… ……んむっ!?」 「「……………………」」 「……もう一個、いいかな」 「……ええ、好きなだけどうぞ」 12スレ目 1000 永琳、好きだ。 君の隣で一緒に永遠を歩ませてくれ。 13スレ目 322 うpろだ974 「○○起きてる?」 永琳は襖を開けて中を見てみるが、めくられた布団と毛布があるだけで○○の姿はなかった。 「御手洗にでも行っているのかしら?」 敷き布団に手を置くとほのかに暖かい。抜け出てからまだそんなに時間は経っていないようだ。 ふと永琳は毛布を手に取って匂いを嗅いでみた。 「あ……○○の匂い」 男特有の若干獣のような匂いが鼻の奥に広がる。良い香りとはいいがたいが永琳はこの○○の匂いがそんなに嫌ではなかった。 しばらくクンクンと匂いを嗅いでいたが自分のしていることに気がついた彼女は取り乱した。 「な、なにやってるのよっ!? 私っ!? こ、これじゃまるで変態じゃない!」 確かにこんな姿を見られたら誰が見ても怪しい人にしか見えないだろう。 「で、でも、もうちょっとだけ……」 また毛布を鼻に押し付けて匂いを堪能する永琳であった…… 「……なんだこれは?」 御手洗から帰ってきた○○の目に映るのは毛布を抱き枕にして顔を埋めている永琳の姿であった。 頭に疑問符を浮かべながら永琳を起こさなければ自分が寝ることができないので○○は彼女を起こすことにした。 「おーい、えーりん?」 と、目にも留まらぬ速さで足払いを貰い、気がついたら○○は先ほどの毛布の代わりにされ、永琳は彼の胸板に顔を埋めて大きく息を吸い込んだ。 「――はぁ……。やっぱり直に嗅いだ方がやっぱりいいわねぇ」 「あのなぁ、人をポプリか芳香剤扱いしないでくれ。それに男の臭いなんていいものじゃないだろ」 「あら、私は○○の匂い嫌いじゃないけれど。それに○○も私の匂いを嗅いでもいいのよ?」 「じゃ、遠慮なく」 ○○は永琳の首筋に鼻を近づけると息を吸い込んだ。 女性らしいやわらかく甘い香りに混じって何かさまざまな香草の匂いが鼻をくすぐる。 「……何かのハーブの匂いがする」 「ふふっ、薬師という仕事上どうしてもそういう匂いがついちゃうの。香草の匂いがする女は嫌い?」 「いや、これが永琳の匂いって気がして俺は好きだ」 「それと同じことよ」 二人はお互いの匂いに包まれながらゆっくりと眠りについた…… 13スレ目 271 「〇〇、そろそろ・・・アレやらない?」 朝ご飯を食べてしばらく、 イナバ達は遊びに出かけ姫様は再びネトゲに帰還した頃、 袖を引っ張りながら永琳が聞いてきた。 きっと朝早くからご飯の準備をしていて寒かったんだろうに。 自分もさっき起きたばかりで丁度眠かったので了承した。 「ん・・・良いよ。 じゃあ奥の部屋まで行こうか」 「ええ、ありがと」 永遠亭のちょっと奥の方にある部屋にこっそりと入り、 襖から毛布を出す。 二人で上着を脱いで毛布に包まって昼寝、いや朝寝。 いやいや、侮って貰っては困る。 こうやって寝ると普通より毛布が暖まるし、 この奥の部屋は数少ない日が差し込む部屋なので、 その気持ち良さは、下手すると適当な薬品より良いかもしれない。 「ふぅ・・・暖まる~」 「冷え症も大変だね」 「流石にこういうのは蓬莱の薬じゃ防げないからね。 〇〇は、私の体はどう感じる?」 「暖かい・・・あと、柔らかいよ」 早速眠くなってきた。 これには問題があって本当に寝入ってしまうと・・・ 眠・・・ 喉が渇いたので目が醒めた。 体がけだるいし、何かが体に纏わり付いて暑い・・・ 「ん・・・」 …やば、 身動きが取れない、と思ったら、 覆いかぶさる様にうどんげと姫様、 さらにはてうぃまでが体に抱き着き、毛布に潜り込んでいる。 暑い・・・ そう、この寝方は失敗するとこうやって拘束されて、 …運が悪ければ脱出出来ずに脱水症状に・・・ 「ぅ・・・永琳・・・起きて・・・」 「zzz・・・」 無理です。 むしろ抱え込むように抱き着いて来て胸に頭が埋もれます。 というか一瞬見えたがてぅぃと姫様めちゃくちゃニヤニヤしてるじゃないか。 というか、汗で甘い匂いが・・・ 駄目だ、ここで二度寝したらもう起きられん。 でも・・・頭の中まで甘い・・・ あま あつ その日の永遠亭は、昼ご飯の時間が遅くなったとか。 13スレ目 363 「ふっふっふ○○、私は最強の眠り薬を作り出したわ」 「棒読みで何言ってんのさ一体」 「いやですね、最強の眠り薬をですね」 「実験に付き合えと?」 「・・・あー、なんか過程を説明するのが面倒臭くなったわ・・・それ!」 「うわ!急に抱き着くな!恥ずかしい!」 「ふふふふふ、温かろう甘かろう柔らかかろう!どう、眠くなるでしょう?」 「そりゃまあ柔らかいし・・・」 「あ、駄目だ、○○のが気持ち良すぎて私まで眠くなってきた」 「遠回しに危ない気がする発言をしないでくれ」 「もうこのまま寝ちゃいましょうよ今日は」 「布団くらい敷こうよ」 「あら、それじゃ寝かせて貰えないじゃない」 「何妄想しやがりますかこの薬師は」 13スレ目 414 「えーりんえーりん耳掃除して~」 「はいはい、ほら膝枕」 「うおおー、すげーやあらかい!」 「こら、動かないの」 「んあぁ・・・」 「変な声出しちゃ駄目」 「・・・っう」 「あら涎が」ジュルッ 「・・・ちょ、今永琳何した?」 「涎が垂れかかってたから吸ったのよ」 「いや・・・そうじゃなくて」 「?・・・おいしかったわよ?」 うpろだ1138 ――1人の蓬莱人が人間に恋をした。 彼女は彼と共に生きるため蓬莱殺しを作ることにした 努力の末に彼女は薬を作ることに成功し2人共に幸せに生きるはずだった しかし運命は残酷だった 永遠であった時の遅れを取り戻すがごとく恐ろしいまでの早さで年をとっていった そして今彼女はその長く、短かった命を終わらせようとしていた―― 「うどんげ、あなたには私の持ちうる全ての知識を授けたつもり。これからはあなたが永遠亭の薬師となりなさい」 「……っ はい、師匠っ」 「てゐ、あなたのいたずらは時々度を越すことがあったけれど今となっては良い思い出ね。 でもこれからはほどほどにしておきなさい。みんな私みたいに丈夫じゃないんだから」 「……うん」 「それから姫。申し訳ありません。共に禁忌を犯し永劫の罪に囚われるはずだったのに私だけその楔から解き放たれることになってしまって」 「かまいやしないわよ。妹紅だっているんだし、私ももしかしたら気まぐれでそっちに行くかもしれないからその時はお茶菓子でも出して頂戴」 「……永琳」 「ふふっ、あなたと共に生きて死のうと思っていたのにまさかこんなことになるなんてね。こんなにしわくちゃのおばあちゃんになるとわね」 「それでも十分綺麗だよ」 「そう言ってくれるところも相変わらずね。ねぇ、覚えているかしら? あなたを初めて竹やぶの中で見つけた時の事……」 2人の出会い、馴れ初め、いつお互いを好きになったか、とり止めの無い話を続けてきたがついに終わりの時がやってきた。 「ふぅ、いろいろ話したら疲れちゃったわ。ねぇ、○○? もうあんまり体の感覚がないの。私の手を握ってくれない?」 「ああ、わかった」 「ありがとう」 「それじゃあ、私は先に向こうで待っているわ。待つことには慣れているから私のところに来るのはみんなゆっくりでいいわ……」 この言葉を最後に永琳は静かに息を引き取った―― 永遠亭より少し離れた竹林にひっそりと小さな墓標が立ち、その前に1人の男が立っていた。 「○○、こんなところにいたの」 「ああ、姫様」 「案外あっさりと終わったわね。宴会以外でみんな集まって、誰一人騒ぐこともないなんて初めてなんじゃないかしら?」 線香の煙が漂う中、○○は自嘲していた。 「永琳に薬学を叩き込まれたお蔭ですね。今頭の中で必死に反魂香の作成薬式を組み立てていますよ」 「……○○、それは」 「わかっています。そんなことをしても彼女は決して喜びはしないことを。そして俺がそのような禁忌を犯すことも」 「……彼女は幸せだったんでしょうか?」 「さぁ? でも永琳とは物心つくころから一緒にいるけどあなたと一緒にいたときは心から楽しそうにしていたわよ。それが答えなんじゃない?」 「そうですね……。あれ、雨が降ってきましたね」 「え? 別に雨なんて……」 「いや、雨ですよ」 輝夜が○○の横顔を見ると上を見上げている彼の頬から一筋の雫が伝っていくのが見えた。 「……そろそろ戻りましょう。ここは冷えるから○○に風邪なんか引かせたら私が永琳に怒られそうだわ」 「わかりました」 ○○に先を進ませ姿が見えなくなると輝夜は振り返り墓に向かって呟いた。 「大丈夫。ちゃんと私が○○のことは見守るから。むしろとんでもない難題吹っかけてあなたへの土産話に事欠かないようにするわ」 心なしか嬉しいような困ったようなそんな顔をした永琳が見えたような、輝夜はそんな気がした。 うpろだ1149 「ちょっと、○○」 「どうしたんだ、永琳」 「…できちゃったの」 「子供が?」 「…蓬莱の薬を飲んだ人間は妊娠できない…知っているのに言わないで頂戴」 「すまん、迂闊だった。…だから、そんな悲しい顔をしないでくれ」 「…いいわ、許してあげる」 「それで、何ができたんだ?」 「…蓬莱の薬と、蓬莱の薬の力を消す薬よ」 「え!?蓬莱の薬はともかく解除薬なんて作れるのか?」 「作れたのよ」 「で、でもそれを使ったら長生きしてる師匠や輝夜さんは死ぬんじゃ…」 「ええ、死ぬわね。でも、薬を使ってから丁度60~70年は生きれる」 「そうなのか…それで、なんでこんな事を俺に?」 「貴方に選んでもらう3つの道があるの」 「3つの道?」 「一つ目は、このまま暮らして私をここに遺しこの世を去る道」 「二つ目は、そこにある蓬莱の薬を貴方が飲んで、永遠の命を得る道」 「三つ目は、そこにある解除薬を私が飲んで、私と貴方で同じ位の時を生き、死ぬ方法」 「そうか、そういうことか…」 「ええ、貴方はどの道を選ぶの?」 「言うまでも無いな、二つ目の道だ。」 「○○、それはもっとも厳しい道よ?…考え直すつもりはないかしら」 「逆に聞くが永琳、なんで考え直す必要があるんだ?」 「永遠の命はとても辛いものよ。私達の時の流れは周りの人や妖怪と比べて遅すぎる、永すぎるのよ」 「確かに辛いかもしれないが、俺は永琳さえ居れば大丈夫さ。」 「…私は貴方に出会ってからの時間はとても楽しかった!だからこそ貴方に辛い思いはさせたくないのよ!」 「その選択肢を出したのは、永琳だろ?」 「確かに、そうだけれども!」 「安心してくれ、俺はお前さえいたら後はどうでもいいさ」 「子供ができないのは悲しいけど、永琳が居るならそれでいい」 「○○…」 「だから、さ その蓬莱の薬を飲ましてくれよ」 「ごめんなさいね、○○。あれは実は蓬莱の薬なんかじゃない。只の風邪薬よ」 「…はい?」 「もう一方は、姫様のための酔い止め。つまり、これは嘘だったのよ」 「…俺の決断はどうなるの?」 「でも、これは貴方の思いを聞いておきたくてやったの。けして落胆させるためなんかじゃないわ」 「何か釈然としないというか・・・」 「でも、そういってくれて嬉しいわ。蓬莱の薬はきっと作ってあげるからね」 「まあ、それならいいか」 「…ねぇ、○○。キスしない?」 「いきなり何を言うかと思えば・・・いいぜ、別に」 「じゃあ、○○からお願い」 「わかったよ、んっ・・・」 「んぁっ…ぷはぁっ ご馳走様」 「お粗末様でした、と言いたいところだが、嘘吐きには罰が必要だな?」 「…優しく、してね」 「もちろん、女性の身体を傷つける趣味などないさ」 おしまい うpろだ1159 何かを鞄を抱えて永遠亭にやってきた○○ ○「えーりんせんせー。お薬持ってきたよ!」 永「ありがとう、いつもご苦労様。 永「遠かったでしょう、お茶を出すわ。そこで待っててね」 ○「うん、ありがとう!」 永「ねぇ、○○」 ○「?」 永「私の事、好き?」 ○「うん、大好き!」 永「ふふふ、ありがとう、嬉しいわ」 ――それじゃあ、私といつでも一緒に居てくれるって事よね。 ○「え?」 永「どうしたの? あら、顔色がちょっと悪いわね。薬を出すわ」 ○「え、だ、大丈夫だよ!」 永「ダメよ。その気持ちが後になって大きな病気を繋がるんだから」 ○「そ、そうなの?」 永「大丈夫よ。この薬を飲めばすぐに良くなるから」 ○「これを飲めばいいの?」 永「えぇ、すぐ飲むのよ」 ○「う、うん――「そこまでよ!」 永「!!」 ○「わっ」 輝「言葉間違えたわ、と……永琳、濫用はダメと言ったでしょう」 永「姫様……」 輝「特に○○はまだ子供なんだから、今飲んだら世間の常識すら覚えなくなるわよ」 永「姫様……お言葉ですが、○○はそこまで学習能力の無い子ではありません」 輝「気持ちは分からなくもないけど……やめなさい。まだ耐えられないわ」 永「……くっ」 ○「な、何のお話してるの?」 永「…………」 輝「…………」 永「○○、私の部屋に行きましょうか」 ○「え……?」 輝「永琳……」 永「大丈夫です、姫様。もう蓬莱の薬を飲ませません」 永「その代わり、彼に大人の魅力を教え込みます」 輝「……やめなさい。それこそ、そこまでよ」 うpろだ1223 永琳「五色の弾丸…姫に捧げる?」 ○○ ニア 龍の頸の玉を捧げる 冗談じゃない 永琳「砕けぬ意志…姫に捧げる?」 ○○ ニア 仏の御石の鉢を捧げる 冗談じゃない 永琳「焦れぬ心…姫に捧げる?」 ○○ ニア 火鼠の皮衣を捧げる 冗談じゃない 永琳「永命線…姫に捧げる?」 ○○ ニア 燕の子安貝 冗談じゃない 永琳「虹色の弾…姫に捧げる?」 ○○ ニア 蓬莱の弾の枝を捧げる 冗談じゃない 永琳「あ、貴方何者?地上には実在するかも判らない宝を5つも、それも一人で…」 ○○「どう、それなりによく出来てるでしょう?」 永琳「ぶっ!」 (ガクッ) ○○「ふむ…私の陶芸・細工師としての腕も捨てたモンじゃないですね。 月の民が腰を抜かして驚いてくれるとは…。」 永琳「驚いてるのはそこじゃありません!」 ○○「ああ、怒った顔もキレイです、八意さん…」 永琳「あきれてるんです!」 ○○「それでも、あまり見たこと無い表情だから貴重です。」 永琳「あ、貴方恥ずかしくないの?姫と婚姻を望む男としてこのような…」 ○○「いいんです。」 永琳「こんなもの幾ら持ってきても、姫には会わせられませんよ?」 ○○「それでもいいんです。」 永琳「いいって…貴方ねえ、一体なんのためにこんな事を?」 ○○「八意さんに会う口実です。私はあなたに会いたいためだけに、 こうして婿候補の1人に志願して、 そして合格するはずの無いチェックを受けに来てるんです。」 永琳「ち、地上の男の考えることは判らないわ…(汗)」 ○○「それじゃあ、またきます。」 永琳「あ、ええ…いつでもどうぞ。。(本当…変な男…)」 ~2ヵ月後~ ○○「こんにちは。八意さん。」 永琳「あら、○○…って、なんで研究室に直接くるのよ。」 ○○「玄関開けっ放しだったもので…」 永琳「よく迷わずここまでたどり着けたわね。」 ○○「迷いましたよ、3日ほど。いやあ、ふすま5千枚は開けましたね。」 永琳「……。(あぁ、めまいが…)」 ○○「あ、私の作った御鉢、使ってくれてるんですか?」 永琳「あ、ええ。乳鉢として使わせてもらってるわ。」 ○○「てっきり全部処分されてるものだとばっかり…って、蓬莱の玉の枝まで。。」 永琳「この実の部分に使われてる塗料が、薬の材料になるのよ。」 ○○「……嬉しいです。」 永琳「バ、バカなこといってないで、その偽物置いてさっさと帰りなさい。」 ○○「あ、置いてっていいんですか?偽物なんか置いてってもジャマじゃ…」 永琳「い、いいのよ。持って帰るのも大変でしょう?」 ○○「じゃあ、お言葉に甘えて…」 (どさどさ…) 永琳「あー、あと…コレをあげるわ。 この眼鏡を掛ければ幻覚に惑わされずにすむから。」 ○○「わぁ、ありがとうございます。大事にします!」 永琳「い、いいわよ別にそんなに喜ばなくて…」 その後…○○製品がじわじわと永琳の私物として貯まっていくのであった。。 てゐが御鉢を割ってしまった時にめっさ怒られたとか、 火鼠の皮衣とかいって暖かいどてらを持って行ったら輝夜と取り合いになったとか、 それはまた別のお話。
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月の頭脳 八意 永琳(やごころ えいりん) 【種族】 月人 【能力】 あらゆる薬を作る程度の能力 月人だが、元々は地上の民だった。月に移り住んで月都創設に携わるなど、相当な年齢を重ねている。 薬師の一族きっての天才であり、その能力を買われて輝夜に禁薬である蓬莱の薬を作った。これが引き金となり、輝夜は地上へ堕とされることになる。 輝夜が地上での刑期を終えた際に迎えの使者のリーダーとして地上に赴き、その場で他の使者を皆殺しにした。以後は輝夜とともに逃亡生活を送っている。 いつしか幻想郷へと辿り着き、そこに輝夜の能力を応用した永遠亭を構え、現在に至る。 所謂『永夜異変』の後は、その能力を活用して人里への薬の販売を行ったり、医者としての活動を行ったりしている。 その本名は地上人には決して発音の出来ない読み方らしい。 以下、本ロワにおけるネタバレを含む +開示する 八意 永琳の本ロワにおける動向 初登場話 00 生命遊戯 Lunatic 最新話 130 Ohne Ruh , und suche Ruh 登場話数 10話 スタンス 対主催(脱出派) ランダム支給品 光学迷彩、神主の手紙 現在状況 一日目午後の時点で生存 他の参加者との関係(最新話時点) キャラ名 関係 解説 初遭遇話 霧雨 魔理沙 共闘 輝夜への伝言を依頼し、後々の合流を約束する 結局その約束は反故にしてしまう 35 盗まれた夢/Theft of Dreams レティ・ホワイトロック 敵対 尾行を許し、魔理沙と会っているところを目撃される 永琳本人は認識せず 35 盗まれた夢/Theft of Dreams フランドール・スカーレット 敵対 奇襲を仕掛けられ、そのまま交戦 力ずくで矯正を試みるが、萃香たちの介入により失敗 54 各々の正義、各々の守るもの(前編) 伊吹 萃香 敵対 フランとの交戦中に介入を受ける 説得を断念し敢えて主催者として振舞う 54 各々の正義、各々の守るもの(前編) 河城 にとり 敵対? フランドール&萃香との交戦から逃げ出す際、首輪の解析を託すために光学迷彩を与える 54 各々の正義、各々の守るもの(前編) 洩矢 諏訪子 敵対→共闘 博麗神社で遭遇し、一度は交戦 不自然な放送を機に和解し、輝夜への伝言を託す 60 ロールプレイングゲーム 鈴仙・優曇華院・イナバ 旧知の間柄 永遠亭の仲間 奇襲を仕掛けられるも撃退 銃を拝借し、メモを残す 124 月兎/賢者/二人の道 西行寺 幽々子 ?? 人里への街道で発見するも、心中を察して接触を回避する 130 Ohne Ruh , und suche Ruh 因幡 てゐ 旧知の間柄 永遠亭の仲間 ロワ内で遭遇せず ― 蓬莱山 輝夜 旧知の間柄 永遠亭の仲間 最優先で捜索を行うも、ロワ内で遭遇せず ― 最新の状態 【E-4北西 一日目 午後】 【八意永琳】 [状態]疲労(中) [装備]アサルトライフルFN SCAR(20/20) [道具]支給品一式 、ダーツ(24本)、FN SCARの予備マガジン×2 [思考・状況]行動方針;人里に行って輝夜を探す 1.輝夜と合流後、守矢神社で諏訪子と合流 2.輝夜の安否が心配 3.うどんげは多少気にかかるが、信用できない ※この場所が幻想郷でないと考えています ※自分の置かれた状況を理解しました ※この会場の周りに博霊大結界に似たものが展開されているかもしれないと考えています 踏破地域(白が踏破地域) 1■■■■■■■ 2■■■■■■■ 3■■■■■□□ 4■■■■□■□ 5■■□□□□■ 6■□■■■■■ 7■□■■■■■ \A B C D E F G B-7→(B-6)→C-5→(D-5)→E-5→F-5→G-4→G-3→(F-3)→E-4 ※カッコ表記はそこを踏破したと推測される地域
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《八意 永琳/Eirin Yagokoro》 効果モンスター 星8/光属性/戦士族/ATK2800/DEF2800 このカードはフィールド上に表側表示で存在する限り「蓬莱人 八意永琳」としても扱う。 このカードが自分のフィールドに表側表示で存在する限り、自分フィールド上に表側表示で存在するこのカード以外の光属性・闇属性モンスターは攻撃対象にならない。 自分フィールド上のモンスター2体をリリースし、相手のライフに2000ポイントのダメージを与える。 戦闘以外の方法で破壊された時、次の自分スタンバイフェイズ時に攻撃表示で特殊召喚する。 《蓬莱山 輝夜/Teruyo》 効果モンスター 星8/光属性/魔法使い族/攻2500/守3200 このモンスターはフィールド上から墓地に送られた場合、次のスタンバイフェイズに特殊召喚される。 メインフェイズに、自分のフィールド上に「八意 永琳」がいない場合、500ライフを払うことで手札・デッキ・除外されたカードの中から特殊召喚することができる。 自分のスタンバイフェイズ毎に500ライフを支払わない場合、このカードの攻撃力は0になり、守備力は半分になる。 《セルフバーニング/Self Burning》 通常魔法 ライフポイントを1500支払う。 自分のデッキからモンスターを3枚墓地へ送る。 この効果で墓地へ送ったモンスターは、フィールドから戦闘によって破壊され墓地へ送られたものとしても扱う。 《セルフバーニング》から《蓬莱山 輝夜》(B)、《蓬莱の人の形、藤原 妹紅》などを蘇生させ、《蓬莱山 輝夜》(B)の効果で《八意 永琳》を召喚し、効果によるバーンで大ダメージを与えることを強力な勝ち筋としたデッキ。 最も理想的な展開は、 1.《セルフバーニング》発動。《蓬莱山 輝夜》(B)2枚、《蓬莱の人の形、藤原 妹紅》1枚を墓地に送ってエンド。 2.エンドフェイズ時、《リザレクション》(B)をデッキから墓地に送って墓地の《蓬莱の人の形、藤原 妹紅》を特殊召喚。 3.スタンバイフェイズ時、墓地から《蓬莱山 輝夜》(B)2体を特殊召喚。 4.500ライフを支払い《蓬莱山 輝夜》(B)の効果で《八意 永琳》(A)を特殊召喚。 5.《八意 永琳》(A)と《蓬莱の人の形、藤原 妹紅》をリリースして2000ダメージ。 6.《半分幻の庭師、魂魄 妖夢》を召喚。半霊トークン特殊召喚。 7.500ライフを支払い《蓬莱山 輝夜》(B)の効果で《八意 永琳》(A)を特殊召喚。 8.《八意 永琳》(A)と《半分幻の庭師、魂魄 妖夢》をリリースして2000ダメージ。計4000ダメージ。 9.500ライフを支払い《蓬莱山 輝夜》(B)の効果で《八意 永琳》(A)を特殊召喚。 10.《蓬莱山 輝夜》(B)と半霊トークンをリリースして2000ダメージ。計6000ダメージ。 11.《蓬莱山 輝夜》(B)と《八意 永琳》(A)ををリリースして2000ダメージ。計8000ダメージ。 このコンボの条件は 「手札に《セルフバーニング》が1枚」 「《半分幻の庭師、魂魄 妖夢》(もしくは《永琳流術式》あるいは《リザレクション》(B))1枚」 「1ターンの経過」 「デッキに《八意 永琳》(A)が3枚」「《蓬莱山 輝夜》(B)が2枚」 「デッキに《蓬莱の人の形、藤原 妹紅》《リザレクション》(B)が1枚づつ」 という条件さえ満たせていれば手軽に(最短2ターン目)で8000ダメージを出せるところであり、ゲーム製を著しく損なわせていると言われている。 サンプルデッキ 下級モンスター6枚 《知識と歴史の半獣、上白沢 慧音》3 《半分幻の庭師、魂魄 妖夢》3 上級モンスター9枚 《蓬莱の人の形、藤原 妹紅》3 《八意 永琳》(A)3 《蓬莱山 輝夜》(B)3 魔法16枚 《リザレクション》(B)3 《月まで届け、不死の煙》3 《セルフバーニング》3 《不死「火の鳥 -鳳翼天翔-」》(A)2 《永琳流術式》2 《幽曲「リポジトリ・オブ・ヒロカワ」》3 罠9枚 《時符「プライベートスクウェア」》3 《エクステンドアッシュ ~ 蓬莱人 》3 《博麗大結界》3 名前 コメント